
物が多い人、片付けられない人の掃除の手伝いをしていると、たくさんの不用品が出てきます。
そしてその中には「お金」には見えないけれども「お金のようなもの」もたくさん出て来るのです。
それは商品券、ギフトカードなどです。
母の持ち物の中から使っていないギフトカードを発見しました。写真にも映っているスターバックスカードです。
「いらないならください」と母に言ったところ、あっさりともらえました。ラッキーです。
なぜここに商品券が?ギフトカードが?
母は物を溜め込むのが大好きです。買い物も大好きです。
年末年始ということもあって部屋の掃除と持ち物のメンテナンス(靴磨きなど)をしていた時に、コートのボタンがゆるくなっているのを発見しました。
冬が終わるまで持ちこたえられるか疑問だったので、コートのボタンを付け替えることにしたのです。
年に数回しか使わないお裁縫道具箱を母に言って出してもらいました。
裁縫道具箱を開けたところ、
「え・・・これって・・・」
なんと出てきたのは、スターバックスカードでした。
どうしてこんな場所にスターバックスカードが入っているのか、大きな疑問を感じます。スターバックスカードは裁縫道具の中にはあまり入れないですよね。
母に「ここにスターバックスカードが入っていたよ。未開封みたいだけど使わないの?」と聞いたところ、母は持っていることを忘れていたようで「あら・・・どうしてこんなところにあるのかしら」とそれほど興味もない様子です。
試しに「いらないならください」と言うと、あっさりと「いいわよ」と言われました。
母は普段スターバックスへは行かないからです。現金に見えない商品券やギフトカードは、相手が興味がないものであれば、あっさりもらえることもあります。
スターバックスカードの落とし穴
ラッキーと喜んだもの、スターバックスカードの説明書を読んでみると驚きの事実を発見します。
なんと3年間使わず、残高照会もしないと、お金が消えてしまうらしいのです。
母に「このスターバックスカードって貰ったの?」と聞くと、「たぶんプレゼントでもらった」という言葉が返ってきます。あまり詳しいことは記憶にない様子です。
「いつもらったかわかる?3年経ってる?」と聞いても、「さあ・・・??」と首をかしげるばかり。
恐ろしい・・・これだけでスターバックスは年間どれだけの金額の利益を得ているんだろう。
母のようにプレゼントで貰ったまま使わずにいる人は全国に結構な数いるのではないだろうか。
と考えてしまいました。
商品券、ギフトカードは持ちすぎない
商品券、ギフトカードは断捨離や掃除をすると、たくさん出てきます。ハガキや切手もそうです。
これらは現金ではないけれども、ほとんど現金のようなもの、しかし使い道が限られているものです。見つかったらすぐに使うかお財布に入れましょう。適当な場所に置いておくと忘れてしまいます。財布に入れておくとお金を払うたびに視界に入るので、消費しやすいです。
そして個人的には
・切手やはがきなどは必要以上にストックしない(使う分をその都度買う)
・チャージ式のカード(suicaやギフトカード)は持たない
ことがお勧めです。
1週間のうちに1度以上公共交通機関を使う方であればSuicaに多少チャージしておくのはいいですが、Suicaも持ってPasmoも持って、スタバカードも持って、Amazonのギフトカードも持って、テレフォンカードも持つ、みたいなことはお勧めしないです。
ギフトカードはお金だと認識しにくいのでいつの間にか使わなくなったり、紛失しても気づかないことも多く、結果的にお金を損していることも多いです。管理しきれないということですね。
お金のやり取りはすべて現金ですることが個人的にはお勧めです。
私は基本的には現金主義です。
電車にも1週間に1〜2回しか乗りません。持っているチャージ式のカードは1枚(Suica)だけですし、電車に乗るときにその都度チャージしています。常にSuicaには1000円以下しか入っていないですし、クレジットカード機能もつけていないです。
その結果、自分のお金の動きを完全に把握できますし、結果としてギフトカードや商品券が無駄になることも無くなりました。
ギフトカードを便利に使う方法
ギフトカードはプレゼントとして利用する方も多いです。現金をあげるよりも上品な感じがして便利だからかなと思っています。物をあげるよりも選ぶ手間が省けるということもあります。
ギフトカードを人にプレゼントする場合には、「その人が普段使っている店のギフトカードをあげる」ことが一番です。
Amazonをよく使う人であればAmazonギフト券、スターバックスに毎日行く人であればスターバックスカードでも良いと思います。
私は「現金をあげる」ということに抵抗がなくなってしまったので、現金をお礼にあげることも多いですが、「現金をお礼にあげる」という行為はあまり日本では一般的でないのかなと思います。
そして「よく行く店」のギフトカードでなければ、私の母のようにそのまま家の中に埋もれてしまい、有効活用できないまま無駄なお金になってしまう可能性もあるからです。プレゼントする側にとってもすごく残念ですよね。
次にギフトカードを自分で便利に使う方法を紹介します。
ギフトカードを持っているとつい無駄遣いをしてしまうという方もいると思います。
1番無駄にせずにギフトカードを使う方法は「買うものが決まっている状態でギフトカードを使う」ことだと思います。ここでも「欲しいもの」ではなく「必要なもの」にギフトカードを使うということです。
・人からギフトカードをもらった場合には、その場でお財布に入れる、または使える状態にする
(Amazonギフト券の場合には、アカウントにログインをしてギフトカード番号を入力すると決済の時にいつでも使えるようになります)
・自分でギフトカードを買う場合には、買うものの値段を調べてから最低金額分を買う
学生時代に友達が教科書を図書券で買っていました。大学生の教科書は1年を通すと何万円〜何十万円もかかります。学校側から使う教科書は指定されるので、その金額を計算し、その分の図書券を金券ショップで安く買ってきた友達がいました。
すごく賢いなと思います。
同じようにすでに買うものが決まっていて、それを安く買いたいということであれば金券ショップなどを使って安くギフトカードを購入して使うのも賢い方法だと思います。