
エリサ著「モノを減らすと幸せがやってきた」を読みました。
この本は、ミニマリストだけれども物欲があります!と言っている著者が書いている本です。物をたくさん買うけれども、それは持ち物をアップデートしているだけ。決して物を増やしているわけではないのです。
物欲はあるけれどもミニマリストになりたいという方には共感しやすい本だと思います。
今日は「モノを減らすと幸せがやってきた」のレビューと感想を紹介します。
ミニマリストは世捨て人ではない
ミニマリストというと、世間のブームに流されず、物を最小限しか持たず、
・ケチまたは貧乏
・物に執着をしていないのを通り越して、物を憎んでいる
・物欲なく仙人のような生活をしている
・なぜか無印好き
・変態
・気持ち悪い宗教家
とイメージしている方も多いそうです。
確かにこれに当てはまるミニマリストの方もいます。
ミニマリストは自分に最適だと思われる最小限の物で生活しているだけなので、「何個以下の持ち物じゃないとミニマリストじゃない」「今はやりの流行グッズを買い始めたらミニマリストじゃない」「車を持っていたらミニマリストじゃない」などというルールがあるわけではないです。
様々なミニマリストの方の本やブログを見ていると、ミニマリストにもすごく個性があって千差万別なのだとわかります。
テレビや雑誌で紹介されるミニマリストが、完成系ともいうべき極端なミニマリストの方が多いので、衝撃を受けることが多いです。しかし彼らも何年もかけて30個しか持たない生活になったり、空室かなと思うガランとした部屋で暮らすようになっただけなのです。
「モノを減らすと幸せがやってきた」の感想
「モノを減らすと幸せがやってきた」の著者はエリサさんとおっしゃるバルーンアーティストです。本の中でエリサさんのご自宅のインテリアが紹介されていますが、まさにモデルルームです。すごくおしゃれです。こんな部屋に住んだら素敵な生活が送れるだろうなと思えますし、インテリア雑誌を読んでいるような感覚でした。
部屋のコーディネートはモノトーンを基調にしています。モノトーンを軸にした部屋作りは、おしゃれな部屋作りに興味のある方であればすごく参考になると思います。私が「モノを減らすと幸せがやってきた」の中でインテリアの写真を見た時の第一印象は「やっぱりおしゃれなのはモノトーンなんだな」という納得感でした。
本自体は薄いですが、写真が豊富なので読みやすいです。本の作りもおしゃれです。
私の中でこの本は、おしゃれなミニマリスト生活をしたいと思っている方向けのインテリア参考書でした。
部屋に物があふれていてとにかく減らすためのステップが知りたいという方は、「新・片づけ術「断捨離」」などの断捨離に関する本や、「人生がときめく片づけの魔法
」などの物の捨て方に関する本を読まれた方が参考になると思います。
また「ミニマリストという生き方」について知りたい方や興味がある方は、「ぼくたちに、もうモノは必要ない。」を読まれた方が参考になると思いました。
「モノを減らすと幸せがやってきた」で参考になった箇所
「モノを減らすと幸せがやってきた」の本の中で私が一番自分にとって参考になると思ったのは、ワードローブに関する部分でした。
エリサさんのワードローブは、清潔感がある働く女性というイメージが持てるワードローブです。社長業やパフォーマーもされているということなので、人前に出るようなお仕事についている方にはすごく参考になると思います。
洋服は白を基本にして揃えられていますし、枚数も少ないので、まるまる真似をして取り入れても良いなと思います。清潔感があってセンスが良いと言われそうですが、アイテム自体はシンプルなものが多いです。
またエリサさんのワードローブ以外にも、ライフスタイル別のワードローブ例が載っています。これもかなり具体的ですごく参考になると感じました。何を何枚というように記載されているからです。
少ない数でおしゃれに着まわしたいけれども、何を揃えて買ったら良いかわからない方にとってオススメです。私は自分の洋服のセンスを進化させたいので、このワードローブ例をメモしました。
「おしゃれなミニマリスト」になりたい方、「おしゃれなミニマリスト」生活をしたい方「モノを減らすと幸せがやってきた」をは一読されることをオススメします。