
「近視を治して 「生涯視力1.0」を実現する30の生活習慣」小栗章弘著を読みました。レビューと感想を紹介していきたいと思います。
近視が治る、視力が1.0になるなんて夢のような話です。
近視が治れば、プールや温泉に行った時にメガネを外し「目が見えない〜!」と不安になることもなくなります。もちろんお風呂場の足元に落ちている石鹸に足を滑らせる心配も減ります。
そしてメガネやコンタクトをつけるという毎日の煩わしさが減れば嬉しいですし、毎月かかるコンタクトレンズ代がなくなれば家計も助かります。
さらに衝撃の事実もありました。「近視を治して 「生涯視力1.0」を実現する30の生活習慣」の本を読んで初めて知ったのですが、「近視=目が弱っている」つまり、他の病気を併発するリスクが高まるそうなのです。
知らないって怖いと背中が寒くなりましたし、これからでもできることなら視力を少しでも回復したいと強く感じました。
近視への危機感が薄い日本人
「近視を治して 「生涯視力1.0」を実現する30の生活習慣」を読んで初めて知った事実、それは「近視は危険」ということです。日本人は近視への危機感が薄いと著書に書いてありましたが、まさに私はその典型的なタイプです。
近視は遺伝だと思っていました。そして近視はどうしようもないもので、治らないし病気ではないという認識でいました。
しかしそれが間違っていたのです。
実際に日本では人口の3分の1が近視だという統計データが出ているそうです。「近視は当たり前。コンタクトや眼鏡を掛けているのなんて普通」と、私と同じように近視に対して危機感を感じていない方も多いと思います。
そして日本人の近視の人の割合は年々増えており、さらに子供の近視が増えているそうなのです。これも問題です。
近視を正確に言うと、遠くを見るときにピンボケしてしまい、メガネなどで補正が必要な状態を指します。近視が固定していしまうというのは、眼球の奥行きが長く伸びてしまった状態です。一度伸びてしまった眼球をもとに戻すのは難しいそうです。近視はれっきとした病気だったのです。
コンタクトやメガネは実は危険
「近視を治して 「生涯視力1.0」を実現する30の生活習慣」を読んで一番ショックだったことが、コンタクトレンズやメガネは実は危険だ知ったことです。
実はコンタクトレンズやメガネは視力をさらに低下させるのです。
コンタクトレンズやメガネの度数が徐々に上がっていく経験が私にもあります。自然に近視が進行していてどうしようもない症状だと思っていましたが、メガネやコンタクトの使い方を間違えていたことが原因でした。
メガネやコンタクトで視力を矯正するということは、目の筋肉を使わずに視力を合わせることになります。つまり目の筋肉を怠けさせることになり、近視進行を促す結果につながっていたのです。メガネやコンタクトレンズを使う際には、使うときだけ使用し、かつ度数を強くしないことが大事だそうです。
そもそも近視になった原因を特定せずに、すでになってしまった近視を外部の物を使って矯正する対処療法なのがメガネやコンタクトです。
例えば左右で視力が異なる場合、体の歪みが大きな原因になっていることが多いそうです。本来は体の歪みを解消することが根本的な解決になります。メガネやコンタクトで視力を矯正しても根本の解決にはならないのです。
メガネやコンタクトレンズをつけると日常生活に支障がなくなるため、問題は解決したと思ってしまいがちです。この思い込みがすごく怖いと感じました。
またコンタクトレンズはドライアイやアレルギー性結膜炎の進行にも繋がりやすくなります。更に海やプールに入るとレンズの形状が変化しやすく、目に傷がつく可能性が高くなります。特にソフトコンタクトレンズは涙の中で最適な状態を保つようにできているため、プールなどの水にさらされてしまうと、変形することが多いそうです。
更にコンタクトレンズには「アカントアメーバ角膜炎」などの感染症のリスクもあります。この感染症は最悪の場合失明を引き起こす恐ろしい感染症でもあるのです。
視力低下を治す生活習慣
結局のところ視力低下の原因は体の酸化だそうです。生活習慣を乱れを直すことで目は良くなっていくそうです。
特に近視になったばかりの子供であれば効果が高いそうなので、眼球の歪みが定着する前に生活習慣を直すことで視力回復ができる可能性が高いそうです。そして近視が進んでしまった大人であってもこれ以上視力低下が進まないように生活習慣を見直すことで老眼の進行を遅らせることもできるそうです。これは嬉しいポイントだと感じました。
「近視を治して 「生涯視力1.0」を実現する30の生活習慣」の中では視力向上に役立つ生活習慣が30個紹介されていますが、その中で私が気になった生活習慣を幾つか紹介したいと思います。
<視力向上のための生活習慣>
①水道水ではなく蒸留水を常飲する
体の70%は水分でできています。より体に良い水を摂取することが体の酸化防止につながります。水道水には不純物がたくさん含まれているため、蒸留水を飲むことを推奨されています。
②野菜は無農薬を選ぶ、良質の天然洗剤で洗う
野菜は無農薬を選ぶことは健康のために良いことは有名です。野菜を洗う天然の洗剤があることを始めて知りました。野菜を洗える洗剤を使うことで野菜についている農薬やワックスを落とすことができるそうなのです。本には具体的にどんな成分が良いかも書かれています。
③牛乳も乳製品も不要、むしろ有害
日本では学校給食に牛乳が取り入れられていることもあり、牛乳が健康に良いと信じている人が日本人には多いです。牛乳ではカルシウムがあまり摂取できないことがすでに証明されているそうです。
④お茶こそ「無農薬」であることが重要
茶葉に農薬が付いていれば「抽出された農薬を飲んでいる」ことになってしまいます。お茶にも農薬が使われているという当たり前に思えることを、この本を読むまで気づきもしませんでした。
⑤眠る部屋に電子機器を置かない
電磁波は人間には良くないです。特に大人よりも子供の方が影響を受けやすいそうです。携帯電話を枕元に置かないなど簡単にできることから実践していきたいと感じました。
ここで紹介した5つの生活習慣以外にも本には25個の生活習慣が紹介されています。
また目の筋肉を鍛えるためのストレッチ「イルカロゴ追試トレーニング」も紹介されていました。実践してみたところ、やはり普段目の筋肉を使っていないんだなと感じました。トレーニング後は目の周りと目の奥が疲れたように感じました。そしてトレーニング中は「こんなに目を動かしたのはいつぶりかな?」と思うくらい、いつもよりも眼球を動かしているな、と感じました。毎日ストレッチすることで目が良くなるのではないかと期待できそうな気がしました。
もっと知りたいという方は是非「近視を治して 「生涯視力1.0」を実現する30の生活習慣」を読んでいただければと思います。