
人生で初めての梅干し作りに挑戦しました。
なかなか天日干しができる天気と巡り会えず、やっと天日干しをすることができましたが、結局干したのは1日だけでした。
まとめてみましたので、動画をご覧ください。
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手作り梅干しを作ってみた
手作りの梅干しを作ってみようと思ったきっかけは、数ヶ月前に読んでいた本に梅干し作りは簡単だし、作ってみるととて美味しいと書いてあったからです。
丁度その時期にスーパーへ行くと入り口に梅が沢山売っていたのです。
完熟梅で梅干しを作りますが、買ってきた梅はまだ少し完熟していない印象を受けたので、ダンボールに入れて梅が黄色くなるまで放置していました。
それから粗塩と完熟梅を混ぜ合わせて梅干しを作ったのが6月です。
7月くらいからいつ天日干しをしようかな、と時期を伺っていました。が結局8月になりました。
天日干しをする前の梅はこんな状態でした。
しそは入れず塩だけで作った、白梅干しです。
干した場所は2階のベランダです。
ザルは持っていなかったのでダンボールを敷き、その上にクッキングシートを敷いてから干しました。
太陽がさんさんと降り注いでいました。最近は夕方にスコールのような雨が降ることが多く、心配だったのですが、1日家にいる予定だったので問題ありません。
数時間が経過すると、すでに白い塩をふき始めました。
途中でひっくり返したりしながら、夕方まで天日干しをしました。
夕方になると、結構干からびたような水分が飛んだ状態になりました。
そして梅干しはそのままタッパーへ。
半分くらいはかなり干からびた状態だったので、梅酢を少しつけて保存することにしました。
梅干しの干し方は色々
梅干しの干し方について調べてみたのですが、たくさん方法がありました。
土用の丑の日に3日3晩干すと言われていますが、まず土用の丑の日については、晴天が3日続く日であればいいのです。
梅干し農家は1年干しているという話もありますし、なかなか都合の良い日がなくて10月になって干したという話も聞きました。
梅干しの干し方も多種多様です。
・3日間朝も夜も外に出しっ放し
・1日目は干し終わったらうめ酢に戻し、2日、3日目は朝も夜も出しっ放し
・3日間朝から夕方まで干して、夜はしまう
など、色々ですね。
そして3日間という日数も天気や気温、風の強さ、そして梅干しの大きさなどから調整して干すものらしいのです。
小さい梅であれば短めに、大きい梅であれば長めに。この辺りは熟練の感覚が必要だそうです。
「軽く皮を摘める程度で完成」「塩がふいてきたら完成」という言葉を参考に、塩がたくさんふいている私の梅干しは1日の天日干しで完成としました。
そして保存方法も、そのまま保存する方法と梅酢につけて保存する方法とがあるそうです。
塩分の量は10%〜20%と言われていますが、塩を多めにして作れば失敗が減るそうですよ。私も今回は塩多めにして作りました。
初めての梅干し作りの失敗
初めての梅干し作りの失敗は、梅干しが乾燥しすぎて硬くなってしまったことです。
この原因は予想がついています。
①青梅を熟成させるためにダンボールに入れ、放置していたのですが、放置しすぎて水分が飛んでしまったこと。
②塩漬けする際に梅にきちんと塩をすり込まなかったこと。
③重しが足りなくて、梅酢がすぐに上がらなかったこと。
この3つです。
梅酢につけている時点で、すでに梅が潰れて硬くなっている印象を受けました。もちろん干したところでふっくらするわけもありません。
1日干したら塩をふき始め、硬くなってきたので、ここで完成ということにしました。1日で天日干しを終える人がいるのかわかりませんが、食べてみたら大丈夫そうでした。
この失敗は来年に生かしたいと思います。
久しぶりに酸っぱい梅干しを食べた
自分で作って干した梅干しを1つ食べてみたのですが、
すっぱ〜いっっ!!!
塩の塊かな?と思うくらい強烈なすっぱさでした。
あまりの酸っぱい刺激に背筋がピーンとなりました。それと同時に懐かしさがこみ上げてきました。
そうそう、このすっぱさ。何十年も前に食べた昔の梅干しの味だ!と思ったのです。
最近の梅干しは蜂蜜づけで甘みを足したものも多いですし、普通のしそ梅干しであってもなんだか昔ほど酸っぱくないのです。
だからなのか、1度梅干しを食べ始めると10個くらい余裕で食べることができます。しかし、今回私が作ったような昔の梅干しは、食べても1個が限界というすっぱさでした。
懐かしくて、そして美味しいです。そして梅の種をずっと舐めていたい気持ちになりました。この感覚も懐かしいです。
これから食べるのが楽しみです。梅酢もいろいろな料理にアレンジしたいです。