
2016年リオ五輪、ウエイトリフティング48kg級で三宅宏実さんが銅メダルを取りました!LIVEで中継を見ていましたが、最初から最後までドキドキしっぱなしでした。
三宅宏実さんは前回のロンドン五輪でもメダルを取り、今回もメダルへの期待がかかっていただけに、プレッシャーは相当なものだったと思います。
しかし今回の五輪では膝と腰の調子が悪く、痛み止めを打っての出場だったそうです。辛いですね。
重量を一気に上まで上げるスナッチでは、3回のうち1回目と2回目は失敗。後がなくなった最後の3回目にやっと81kgの重量があがったときには手を口元にあててしまいました。
そして、クリーン&ジャークでは1回目で成功し、2回目は失敗(失敗と判定された理由が素人の私にはよくわかりませんでした。)そしてメダルがかかった3回目で見事に107kgを挙げきった時は、目に涙が滲みました。
本当に素晴らしい戦いだったと思います。日頃テレビは全く見ない私ですが、オリンピックで久しぶりにテレビを見ました。やっぱりスポーツは素晴らしいです。できれば生で観戦したいですね。
三宅宏実さんの腰痛はヘルニアが原因って本当?
三宅宏実さんのLIVE中継では、アナウンサーの方が「腰痛でヘルニア」という言葉を発していました。
ヘルニアというと聞き慣れない方や、聞いたことがある方両方いると思いますが、脱腸と言うとわかる!という方が多いですよね。私も脱腸の方がイメージしやすいです。
脱腸もヘルニアの1つです。鼠径ヘルニアが脱腸にあたります。
ヘルニア(hernia)とは、体内の臓器などが、本来あるべき部位から「脱出・突出」した状態を指す。体腔内の裂隙に迷入したものを内ヘルニア、体腔外に逸脱したものを外ヘルニアと呼ぶ。
-wikipediaより引用-
ヘルニアについては、wikipediaの説明がわかりやすかったです。
実は三宅宏実さんのように腰痛がある場合には、椎間板ヘルニアの可能性が高いそうなのです。
椎間板ヘルニアとは、腰椎椎間板が突き出てしまい、脊髄中枢神経や末梢神経が圧迫されている状態のことらしいのです。神経が圧迫されるなんてかなり痛いのではないかと思います。
椎間板ヘルニアになってしまうと、ぎっくり腰のような強烈な腰痛と下半身の痺れが同時に起こってしまうそうなのです。
痛みを想像するだけでも失神しそうです。
ヘルニアの原因と予防方法
体を長く良い状態で保ちたければ、体に重度の負担をかけない方がいいことは最近では常識になりつつあります。
●重いものを持たない
(ウエイトトレーニングはほどほどに)
●運動をそもそもやりすぎない
この2つは大事なポイントですよね。
適度な運動は大事ですが、毎日重いものを持つウエイトトレーニングをしたり、毎日30kmも走ったりすることは過度の負担です。続けることにより体を逆に痛めることになりかねないですね。
私もマラソンにはまっていた時期にやりすぎて膝を痛めました。負荷をかけるトレーニングは控えるのがベストですが、それでも実践したい場合にはキチンとしたトレーナーをつけることをお勧めします。
さて、ヘルニアについてです。
ヘルニアの原因はヘルニアの種類によって異なります。鼠径ヘルニア(脱腸)の場合には、筋膜の衰えが原因と言われています。筋膜が衰えるとお腹に力を入れた時に、筋膜の隙間に腸が入り、そこが締め付けられることで痛みます。
鼠径ヘルニアを防ぐには、重いものを持ち上げないことはもちろんですが、便秘にも注意が必要です。トイレでいきむとお腹に力が入り、脱腸しやすいわけです。
<鼠径ヘルニアの予防>
■重いものを持たない
■便秘を解消する
■肥満を予防する
■適度な運動
一方、椎間板ヘルニアの原因は背骨への過度な負担が挙げられます。ウエイトリフティングを見ていただくと納得ですね。それ以外にも骨の老化や姿勢の悪さによる歪みなども原因になるそうです。
<椎間板ヘルニアの予防>
■重いものを持たない
■姿勢を良くする
■適度な運動
鼠径ヘルニアにしても椎間板ヘルニアにしても、日頃の健康的な生活、そして適度な運動が大事だということですね。
重いものを持たない習慣
健康的な肉体の維持のために以外と軽視されがちなのが「重いものを持たない」という習慣です。
特に体力自慢の男性などは、女性から「重いから持って」と笑顔で頼まれるとなかなか断りづらいと思います。
実は鼠径ヘルニアの患者さんの80%が男性だと言われています。
女性が持っているものを持ってあげる、そんな優しい男性は素敵ですが、体のことを考えて負担がかかりすぎるな、と思う時は専門の道具を使ってみたり、できる限り体に負担がかからないようにすることが大事ですね。