
ニキビへの効果があると話題のベピオゲルを使ってみました。
最近ニキビが酷いです。ストレスを感じると家族に「イチゴちゃん」と言われるくらいニキビが顔中に発生します。
不思議と体にはニキビが出ないのですが、顔には素直にたくさんニキビが出ます。顔は一番外にさらされている部分なので、顔にニキビが出るのはとても困ってしまいます。
化粧ノリも悪くなりますし、人に見られるのも恥ずかしいです。
「血が出てるよ?大丈夫?」と友達に言われると、「すみません」と返してしまうこともあります。
ニキビに悩んでいた友人が、ベピオゲルをつけたら2日でニキビが治ったそうです。
今までニキビ薬は使ったことがないのですが、ベピオゲルの効果が気になったので使ってみることにしました。
過酸化ベンゾイルって何?
ベピオゲルは過酸化ベンゾイルが2.5%含まれたぬり薬です。ベピオゲルに含まれている成分である過酸化ベンゾイルとはどんな成分なのかを調べてみました。
過酸化ベンゾイルは塩化ベンゾイルと過酸化ナトリウムから合成された薬品です。
白色粒状で無臭の固体で、水には溶けない(0.1g/100ml〈26℃〉)が、有機溶剤には溶ける。強い酸化作用があり、80℃まで加熱すると発火、さらに100℃を超えると白煙を発生して激しく分解する。加熱や、摩擦、衝撃、光に当たることなどによっても分解し、爆発する恐れがある。また、乾燥したり強酸や有機物に接触することによっても爆発することがあるので、保管には注意を要する。市販品は爆発防止のため、25%の水で湿らせて純度75%としている。
(wikipediaより引用)
実は過酸化ベンゾイルは消防法による危険物に指定されている有機過酸化物なんだそうです。
これだけ見ると、こんな劇薬を顔につけて大丈夫なの?と思ってしまいます。
過酸化ベンゾイルはアメリカでは昔からニキビ薬には使われていた成分だそうで、ニキビ肌向けで有名な商品であるアメリカ版のプロアクティブには過酸化ベンゾイルが含まれているそうです。
日本では2015年の4月についに保険適用になりました。
日本で保険適用されたのは副作用の少ない2.5%の含有量のものになります。
過酸化ベンゾイルの効果と使用感
過酸化ベンゾイルには、「抗菌作用」と「角質層剥離作用」があります。この作用により、白ニキビと呼ばれる角栓が詰まっている状態を改善し、ニキビができにくい皮膚を作ることができます。
一方副作用もあります。使用すると皮膚の湿疹、かゆみ、ピリピリ感などを感じることがあります。
また中には過酸化ベンゾイルに対して過敏に反応し皮膚が腫れてしまう人もいるそうです。劇薬なので少量で試してから顔に塗るようにすることが大事です。
私が使用してみた感想を紹介します。
1日目:「顔がピリピリする」と言われたことが怖くて、できる限り薄〜く顔に使用。結果、ピリピリした感じ、顔が熱くなるような感じは一切ありませんでした。
翌日は少しニキビ肌が綺麗になっていました。
2日目:1日目に全く副作用を感じなかったため、1日目よりも少し多めに顔に塗りました。言われてみればピリピリ感じるかな?といったくらいでほとんど気になりませんでした。
翌日はニキビ肌が綺麗になった気がしました。
私はまだ2日しか使っていませんが、全く副作用を感じませんでした。
ニキビ肌も良くなっているように感じます。1日、2日で効果を実感できるようになるなんて、正気なところ少し恐ろしく感じます。
また、ベピオゲルをつけると肌が乾燥するように感じるのはその通りでした。
いつもより念入りに保湿すること、そして日中は日焼け止めを塗ることが大事です。
過酸化ベンゾイルを手に入れる方法
過酸化ベンゾイルが入ったベピオゲルは2015年に日本でも保険適用になりました。病院で処方箋をもらうと手に入れることができます。
保険適用以前は個人的に海外から輸入されている方も多くいたようです。
しかし、私はきちんと病院に行って処方箋をもらうことをお勧めします。
もちろん保険適用になって金銭負担が少なくなるということもあります。
しかしそれ以上に、このベピオゲルは市販のニキビ用化粧水、ニキビ用クリームなどとは次元が違うくらい効果があります。
一方で効果がありすぎるがゆえにかなり副作用も心配です。
私の知り合いでも肌がピリピリして眠れないというくらい症状が出る場合もありました。きちんと病院で診察を受けて処方してもらい、もし問題があった場合にはきちんと病院で処置を受けることが大事だと思います。
薬局で買える市販の風邪薬と病院で処方される抗生物質で効き目が全く異なるのと同じことだと思いました。
ニキビに悩んでいる方で、緊急で治したい方は皮膚科に行き、ベピオゲルを処方してもらうことをお勧めします。
白ニキビは週に2回サウナに入っていれば治るので、薬を使いたくない方や病院に行くほどニキビがひどくない方はサウナに行くことをお勧めします。
薬の力で角栓を取るのではなく、肌本来の働きで余計な角栓を取る方が肌にとって良いのは言うまでもないことだと思います。
私も今回は好奇心が勝ってベピオゲルを使ってみましたが、日常使いはしないつもりです。