
ハーブを使った生活が紹介されている有名なベニシア・スタンリー・スミスさんの「ベニシアのハーブ便り」を読みました。
ベニシアさんといえば、ハーブに囲まれた生活で一部の方から熱烈な支持を得られている方です。
今日はベニシアさんの本を読んだので感想を紹介したいと思います。
やっぱり古民家暮らし、ハーブ作りをする生活って憧れます。
動画にもしましたので、宜しければご覧ください。
ベニシアさんってどんな人? ベニシアのハーブ便りについて
ベニシアさんは、本名はベニシア・スタンリー・スミスさんです。
イギリスの貴族階級出身の方で、大原の古民家へ移住してハーブガーデンを作りはじめました。
肩書はハーブ研究家になっています。
「ベニシアのハーブ便り」には、大原の家の写真、ハーブガーデンの写真がたくさん載っています。
読めば読むほど古民家に移り住みたくなりますし、広い庭が欲しいなと思います。
(私の作った食器用石鹸水:色はオレンジ色)
この本に作り方が載っている、「ローズマリーの食器用石鹸水」は現在愛用中です。
香りがとても良いですし、食器を洗った後も手荒れがないのでお気に入りです。
作り方は簡単です。
<ローズマリーの食器用石鹸水>
材料
・ローズマリー(約10cmの枝) 6枝
・純粋粉せっけん 1/2カップ
・水 1リットル
作り方
1.鍋にローズマリーの枝と水を入れ、蓋をして約20~30分間煮出す
2.熱いうちに煎液を漉し、その中に粉末石鹸を入れ完全に溶かす
ローズマリーは殺菌効果もありますし、若返りの効果も有名ですよね。
お皿は殺菌して、手は若返ったら最高だなと思いながら毎日使っています。何よりも香りが好きで、とても癒されています。
実は初めてこの本を読んだ時、失敗したなと感じました
私が初めてこの本を手に取ったのは、「ハーブ育ててみたいな~」と思ってすぐの頃でした。
そして縁あってこの本を手に取りましたが、その時は失敗したなと感じました。
理由は簡単です。私の家の庭にはその時点でハーブは殆ど生えていません。そして台所にある調味料にもハーブは殆どなかったし、外国のお菓子や料理を作るような材料も持っていなかったからです。
この本は、私の中ではハーブを育てる中級者以上の方向けの本だと思います。
本に載っているレシピを見ても、ハーブを数種類入れるのは当たり前ですし、ベニシアさんがイギリスの方なので紹介されているレシピが海外の食卓向け。ホットスパイスワインなんて飲んだ事ないよ、と思ってしまうのです。材料に入っているクローブ(粒)やシナモン(粒)ももちろん持っていないです。他のレシピにはシェリー酒も入っていて、お洒落なレシピだな~なんて思ってしまいました。
それもそのはず、海外からきたハーブがいま日本にはたくさんあるからです。
基本的に和食中心の我が家には、1つのレシピ作るだけでも足りない材料が3つ以上あるという感じでした。
食べ物以外でも同じです。ドライハーブを何種類も持っているか、庭に何種類もハーブを育てていたり、エッセンシャルオイルを何種類も持っていないとこの本通りのものを作ることは難しいです。
じゃあなんでこの本を読んでいるの?と聞かれると、古民家暮らし、そしてハーブガーデンに憧れてしまうような写真がたくさんあるからです。
この本はこれからハーブを生活に取り入れたい私にとっては、写真集のようなものでもあり、そして図鑑のようなものでもあると思います。
ハーブを使った生活用品や料理も良いですが、ハーブの育て方が勉強になります。
ハーブガーデンのコンポストの作り方、土の作り方まで載っていますし、ハーブ同士の寄せ植えの相性も載っています。そして、虫よけになるハーブの情報まで載っているのです。
結構本格的な内容が載っているのです。ここまで載っている本はほとんど見ないので、まさに図鑑です。
この本はずっと持っている本だと思う
この本は初心者の方が買うのは、人を選ぶと思います。
本格的な内容なので、本を読んでもここまではできないよ、と思ってしまう可能性もあります。
(私はそのタイプです。この本を読んで、ここまでやらないといけないの?という変な義務感を感じてしまいました)
そういうタイプの方は、ハーブづくりを適当に楽しくやり、少しずつハーブの種類が増えて来たら、この本を手に取るととても役に立つと思います。
逆に初心者の方でも、ハーブガーデンがある生活ってこんな感じなんだよという最終的なイメージを持ちたい方は買うことをお勧めします。
カラー写真も綺麗ですし、古民家+ハーブガーデンでの生活がうらやましくなります。
中級者以上の方は、是非読んでほしいですが、有名な本なのでもう読んだことがありそうですよね。
手元にない場合はもう一度読んでみると新しい発見があると思います。
この本に載っている全てのレシピを制覇してみたいです。まだまだハーブの種類が足りないですが、少しずつ増やしていきたいと思います。