
1週間くらい前に「朝食を抜くと病気は治る」甲田光雄著 という本を紹介させていただきました。
紹介記事はこちらです。
この本をきっかけに西式健康法がどんなものなのか調べてみようと、好奇心がむくむくとわいてきまして、続けざまに甲田光雄さんの本を読んでいます。
『断食博士の「西式健康法」入門』甲田光雄著 もとても良かったので、紹介したいと思います。
動画にも纏めていますので、宜しければご覧ください。
今回の本ですが、かなり興味深くて一気読みしてしまいました。
結構厚みがある本なのですが、「なるほど~」と思うことがとても多く、気づいたら最終頁でした。
西式健康法って何?どんな健康法なの?
西式健康法とは西勝造さんが編み出した健康法です。
西勝造さんは医師ではなく東京市電気局の技師だったそうです。
17歳で結核にかかり、20歳まで生きられないと言われたことをきっかけに東西の医学や健康法を独学で研究されました。
医学、宗教、哲学、栄養学、工学など、7万3000冊の文献を読破されました。
そして、現代医学をはじめ、漢方、鍼灸(しんきゅう)、ヨガ、カイロプラティック、指圧、呼吸法、乾布摩擦など362種類の健康法を試した上で、選りすぐりのものを「西式健康法」として発表されたそうです。
これだけ聞くだけでも西勝造さんがどれだけすごい方なのか、ため息がでますね。
そして西式健康法が効果がありそうだな、と期待が膨らみます。
西式健康法の目標 精神的にも肉体的にも最高のものをつくっていく
これはとても素晴らしい目標だと思いました。健康は肉体だけでなく精神面もとても大事だと感じるからです。
精神面では悟り。迷いがない状態が望ましい。そして肉体面では無感。無感とは自分の目やお腹がどこにあるのかわからない状態です。つまりどこにも痛みや違和感がないということですね。
西式健康法 四大条件
●体内の酸とアルカリの平衡を保つ
●血液循環の等速
●左右の神経は対称
●脊柱を正しく整える
それに、甲田氏が1つ付け加えました。
●環境の浄化
西式では1日2食(朝食抜き)が基本、それ以外には水か柿の葉茶のみを摂るそうです。
またお風呂では温冷浴をし、寝るときは木枕を使って平床に寝ます。
更にその場でできて道具もいらない毎日の運動をします。
断食博士の「西式健康法」入門を読んでみて
この本はQ&A方式で、甲田光雄さんが質問に答える形で進んでいきます。
朝食を抜くことへの疑問、どんな運動が望ましいのかなどです。
この写真のような内容になっています。
内容を読んでいくと、「宿便」がとても問題だと言うことが分かります。
毎日排便がある人でも、宿便がたまっていることがあるそうです。
昨日食べた食事の回数=今日の排便の回数
が正常に排便されている証拠というような記述を見た時に、明らかに自分は排便の回数が足りていないと思いました。
定期的に腸内洗浄をしているのですが、最近少しさぼっていたら吹き出物が出てきたのでまたしっかりやらないと、と思っています。
そして、病気の時には断食した方が早く治るということにも驚きです。
病気の時は、かならず十分な栄養を摂るように言われて育ってきました。
むしろ病気の時の方がアイスやプリンが食べられる、というおいしい思いをしてきたのに、それが裏目に出ていたかと思うとショックですね。
西式健康法の欠点
西式健康法を実践するにあたっての欠点が、「少食」だと思います。
生野菜と玄米、豆腐を2食という食生活は考えるだけでもつらいです。
朝食を抜いて、更に昼食も夕食も腹7分目にするのは、今の時代かなりの精神力を必要としそうです。
実際に甲田病院にいらっしゃった患者さんも、大きな病気の患者さんはきちんと実践される方が多かったようですが、小さな病気の方だと食べたいという気持ちになかなか勝てなかったという事も良く理解できます。
たまにはケーキも食べたいし、ラーメンが大好物なので週に1回はラーメンが食べたいです。
家の中でも街中でもそしてテレビでもネットでも、おいしそうな食べ物があふれかえっていて、我慢するのはかなりつらいです。
甲田光雄さんも1日1食で750kcalの摂取だったそうですが、1日2食から1食にするまで20年かかったそうです。
3食から2食にするのも、少しずつ実践していく必要がありますね。
毎日運動をする、ということの方が実践しやすそうです。
むくみをとるために紹介されていた脚絆療法を早速実践してみようと思います。
また、木枕も是非試したいですね。背骨を整えたいです。
更に、断食も紹介されていたので、週に1日の断食など定期的に取り入れて身体のメンテナンスをしたいなと思っています。
どのくらい宿便が出るものなのか興味があるので、1週間の寒天断食を1度くらいやってみたいな、と思います。できるかは・・・・・・わかりませんが。。。北海道から帰ってきてからですね。
西式健康法は健康法というだけあり、対処療法ですぐに結果が出る、というものではなく、少しずつ習慣を変えていく必要があります。
習慣が体を作ると思います。
健康になりたい方や病気を改善したい方で西式健康法を実践されてみたい方は、こちらの本を読んでみることをお勧めします。