
物の家賃、考えていますか?
これはあったら便利、これはいつか使うかもしれない。だから捨てられない。
こんなことで悩んでいた私が、不要なものを捨てやすくなるきっかけになったのが、「物の家賃を考える」という考え方です。
100円の台所用スポンジ、200円のアクセサリー、そして5000円のフランパン、10万円のバッグ、たくさんの物で溢れた部屋。
その収納に1部屋かかっているとしたら、毎月1部屋分の余計な家賃がかかっているということです。
「ものを維持するのは、タダじゃない。お金も手間もかかるんだ」
最近はお掃除ブームですが、最初にしなければならない「捨てる」という行為は、とても心にストレスがかかります。
なかなかできないのが普通です。
とはいえ、家に物が溢れていれば減らさないといけないですよね。
そのときに捨てる正当性を探します。
「もったいない」「まだ使える」に対抗できる、捨てる正当な理由、言い訳が必要なのです。
その一つで、私が取り入れているものは、「物の家賃を考える」ということです。
この方法は「もったいなくて捨てられない」人におすすめです。
たとえば1畳分の物をとっておくということは、1畳分の家賃がかかります。
ものが少なくなれば、使える空間が広くなります。
もしかしたらもう少し狭い部屋に引っ越しできるかもしれません。
そう考えると家賃がうきますね。
タンスや本棚ももしかしたら、いらないかもしれません。
タンスや本棚がなくなれば、床で大の字になって寝られるかもしれません。家でストレッチや筋トレが出来るかもしれません。
その空間をお金を払って無駄にしているということに気づいたのです。
物の家賃を考えると、1年使ってない物を捨てやすくなります。
また必要な時に買った方が、家賃を考えれば安上がり、ということが良くあるからです。
そして物を買うときに「この商品の家賃は毎月いくらだろうか」と考えることにより「これを買うのは無駄かもしれない。買うのはやめよう」と思える物もでてきます。
物が捨てられない方は「物の家賃も考える」そして「必要な時にまた手に入れる」、この考えを取り入れてみることをおすすめします。
この考え方をし始めてから、私は納得して物を処分できるようになりました。
昔は物をレンタルする人の気持ちがわからなかったのですが、物の家賃を考えると、レンタルした方が総合的に安上がり、と判断できる物もでてきます。
パーティードレスのレンタル、布団のレンタル、とても合理的なものだと考えられるようになりました。
「借りるなんて勿体無いし、買おう」と思っていたものを「買うとメンテナンスや置いておくスペースが勿体無いし、借りよう」と思うようになったのです。
まさに180度の変化です。
是非、取り入れてみてください。